ドラマ『Nのために』には原作小説があります。
作者は湊かなえさんですね。
今回は、この原作小説をドラマが始まる前に
読んだ感想を改めて述べて見たいと思います。
自分は、湊かなえさんという作家の存在は
知りませんでした。
ドラマ『Nのために』の原作者ということで
初めて知ったんです。
それで、小説『Nのために』を読み進めていって
最初に思った感想は、ちょっと読みづらいな
というものです。
冒頭は、警察での事情徴収の場面が描かれて
いるのですが、杉下希美、西崎、安藤、成瀬の
言葉のみで構成されているんです。
相手の警察官の言葉は出てきません。
すべて事件関係者の言葉のみ。
そのあとも、小説は希美、西崎、安藤、成瀬からの
(一方的な)目線から描かれています。
例えば、野口夫妻の事件に対しての4人それぞれの
目線から描かれていく。
ほかのエピソードもすべてそうです。
だから、1つのエピソードが何度も
描かれるということになります。
読んでいるこちらはまたか。という気にも
なりますが、同じ事柄でもそれぞれの考えは
随分違うんだなというのはよく分かります。
湊かなえさんはそれを伝えたいために
このような書き方をしているんだなという
感想をもちました。
その違いの例をあげれば
希美は安藤が僻地に赴任するのは
許せないと感じた。
一方の安藤は、それもいいかなと感じていた。
こうゆうふうな、感じ方の違いによる
勘違いが事件へとつながっていったのです。
その野口夫妻の事件では、よくもまあ
こんなに偶然が重なるなと思うのですが。
希美の特殊能力の力だと考えると
納得します。
Nのために ネタバレ!杉下の特殊能力とは?
でも、この特殊能力はドラマでは描かれない
ようですね。
それでドラマでは、どのように真実味を与えるのか
注目しています。
それと小説『Nのために』では
あいまいな記述が多いですね。
さきの希美の特殊能力が事件にどう
かかわっているのかの説明もありませんし。
だから、読み手によっては様々な解釈に
なると思いますよ。
あとは、「N」ですね。
題名が『Nのために』なので
もっと「N」に秘密が隠されているのかと
思いきや、ただイニシャルが「N」って
拍子抜けしましたw
それと、虐待されても相手を愛するってのは
自分には理解不能です。
Nのために ネタバレ!奈央子の秘密!
正直、原作小説にはあまり感情移入
できなかったのですが、
ドラマはかなりうまく(分かりやすく)
進められているので
小説をよんでの疑問や納得できないことが
解消されそうです。
他にもたくさんの記事があります。
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